札幌から小瀬に行くとなると、日帰りは無理。
　しかし、今の住処からなら１０時に出て２０時には帰ってこれる。素晴らしきかな関東圏。
　という訳で行ってきました、１年半ぶりの小瀬。

　
　まずは電車に揺られて新宿駅へ。
　先々週の過ちを繰り返さぬよう、長袖のシャツに上着まで着た万全の体勢で家を出たのですが、暑い。
　あきらかにシャツだけで良かった。上着はほとんど持って歩いてました。加減を知れ、自分。
　新宿駅についたは良いが、向かいのホームにどうやって行くのかわからず、彷徨った挙げ句に甲府行きの特急「かいじ」に乗ることができました。駅弁を買い、すっかり小旅行気分です。さすがに酒は飲みません。まだ。
　ぼんやりと外の景色を眺めつつ、ついたのは１３時過ぎ。さて、シャトルバスはどこだと駅を出てみると、タクシーはあれど、バスは無い。あれぇ？と思って反対側の出口に行くとバスターミナルが。偽兄さんを笑えないよ・・・orz
　ようやく着いたバス乗り場で、シャトルバスに乗ろうと思ったところ、今度はそれらしきバスを見つけられず、「シャトルバス乗り場」と書いた看板のある乗り場の列に並ぶ事にする。でも変だ、客層があきらかに違う。いくら地域密着といっても、女子高生とお年寄りしか並んでないってのはおかしい。しかもその看板撤収されたよ。あ、列で見えなかったけど、その看板の下に→が・・・
　後ろにいた、シャトルバス乗り場のチケット売りをしている係員のお姉さんに聞いてみる。
　「すみません、シャトルバス乗り場はここですか？」
　「シャトルバスはあちらの乗り場になります。その乗り場は違いますよ」
　って、おまえ見てたんかっ！間違った列に並んでるのを！
　くっそー、赤っ恥を・・・
　そんな微笑ましい（？）エピソードもありましたが、なんとか小瀬にたどり着き、某打楽器氏に打電。ちなみに、列車の中で
　「かいじにのりました」
　と、メールを出したところ、
　「えっ！？」
　というメールが帰ってきました。トラ・トラ・トラ。
　昨年の春に来た時は、まだゴール裏が土だったのですが、ちゃんとコンクリートで座席になってました。
　甲府のコア層もバックスタンドからゴール裏へ。
　中々良い競技場ですね。
　打楽器氏と席を確保して、まずはビール。焼き鳥とビールを買ってきて、まずは一杯と始めた頃に試合が始まりました。
　先日等々力で見た甲府は、川崎に押さえられていたのか今ひとつですが、今日の甲府はおもしろかったです。細かすぎるショートレンジのパスと、スペースへの走り込み。加えて、打開策としてのロングボールをサイドに開いたバレーに通す。シンプルかもしれませんが、停滞感が無くて、小気味の良いサッカーです。１５分で既にビールを２杯あけてました。いや暑かったもので。
　対する桜ですが、やはり散りかけなのか、大久保、西沢、森島、古橋、ゼ・カルロスといった実力者を要しながら、攻撃はてんでバラバラ。古橋が右サイドを突破した時くらいでしょうか、攻撃らしい攻撃になったのは。とにかく中盤でのパスミスが多い。そこで取られたらいかんというところで取られます。甲府の寄せが早いのはもちろんですが、ノープレッシャーでミスってのはどういう事かしらん。
　個人的に注目していたのは、杉山新。だって、凄い勢いで上がってくるのが楽しいんです。守備にもあっという間に戻ってきますし。
　サイドバックは、かくありたいモノですねぇ。
　甲府は、左サイドバックの山本英臣がＦＫを蹴るなど、サイドにもいい選手が揃ってますね。
　もう一人注目していた、選手は出番無し。うーん、生名波をじっくり見たかった。
　ハーフタイムに嫁への土産物として、犬ぬいぐるみを購入。
　しかし直後に入電
　「ワイン買ってきて」
　にゃろう・・・それでも帰りの甲府駅でワインを一本買って帰る私は偉いですか？＞全国の旦那様方。
　試合は甲府の負け。微妙な判定のＰＫをモノにした桜が１－０で勝ちました。
　この日の主審は上川さん。先週もどこかでお会いしたような気がしますが、一貫したジャッジでした。
　問題のＰＫは、おそらく進路妨害なのでしょうが、ちょっと厳しいかなとも思います。ルーズになりかけたボールを追う桜の選手を、甲府の選手が２人で身体を使って前に行かせずというシーンだったのですが、スタンドから見てる分には、厳しいけどやむなしかとも。　
　甲府も何度か良いチャンスを作ったんですけどね。幻のオフサイドゴールもありましたし。
　終わり間際には、大久保が遅延で２枚目のイエローもらって退場。相変わらずというかなんというか。
　スペインに何しに行ったんだ。
　それでも、チケット＋交通費をかけて行った甲斐がありました。
　ビジュも岳也も元気そうでしたし。二人ともなんも変わってなかったですが（笑）
　ねぐらを出る直前まで、駒場にしようか迷っていたのですが、来て良かったです。
　駒場の試合は、開始直後に点が入ったのですが、打楽器氏が「このカードなら、このまま終わるとみた。」と予言し、見事的中させる結果となったので、さぞかし・・・な内容だったのでしょう。同じ１－０でも、きっと小瀬の方が楽しかったに違いない。うん。
　帰りは、先述の通り甲府駅でワインを買い、スーパーあずさで新宿経由して帰りました。
　甲府駅を出たと思ったら、どこにも停車せずに新宿駅に着いた気がしますが、それは気のせいでしょうか？いくらスーパーでも、八王子さえ止まらないのはいかがなモノかと（マテ）
　やっぱり、小瀬でビールを５杯も飲んだのが、いけなかったのでしょうか。
　なにはともあれ、季節はずれの桜は、まだ散らんとする意識はありました。
　良い花見でした。