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2008.11.24

地域リーグ決勝大会グループリーグ3日目


 さあ、泣いても笑ってもグループリーグ最終戦。
 石垣島へ行くのはどのチームか?


グループA
 長 野2-3加古川
 ロック2-1沖 縄
     点 得 失 得失
1ロック 6 4 3 +1
2加古川 5 4 3 +1
3長 野 5 6 6  0
4沖 縄 2 3 5 -2
 さすが混戦、死のグループと言われただけあります。
 昨日の時点で首位に立ち、PK勝ちでもOKだった長野が、加古川に90分で敗れてしまい、この時点で加古川の得失点差を上回ることが出来ずに敗退決定。3日連続で、2点先制したものの、1日目と同様に追いつかれたばかりか逆転まで許してしまう長野の悪い癖が出てしまいました。第2試合の結果を見ると、延長にさえ突入すれば勝ち抜けられて居たのですが・・・。
 今度は、加古川が第2試合の結果を祈るような気持ちで見つめる事になります。沖縄が2点差以内で勝つか、PK戦に突入すれば加古川の勝ち抜けが決まったのですが、そうは行かず、2度目の昇格に燃えるホンダロックが沖縄かりゆしを下して勝ち抜けです。
 正直、J昇格を目指す加古川と長野に勝ち抜いてほしかったのですがね・・・。
グループB
 讃 岐0-0アイン
    4PK2
 日立栃0-1長 崎
     点 得 失 得失
1長 崎 9 7 0 +7
2讃 岐 5 2 2  0
3アイン 3 1 5 -4
4日立栃 1 1 4 -3
 Bは長崎が3戦全勝、無失点で勝ち抜け。
 実は1試合目がPK戦に入った時点で、長崎は敗れても勝ち抜け確定だったのですけど。
グループC
 山 口1-1松 本
    5PK3
 静 岡0-6盛 岡
     点 得 失 得失
1山 口 8 5 3 +2
2松 本 7 6 4 +2
3盛 岡 3 9 5 +4
4静 岡 0 2 10 -8
 今大会のダークホース、レノファ山口が松本山雅をPK戦の末下して勝ち抜け。
 松本は3試合とも先制されましたが、3試合とも追いつく事が出来ました。しかし、唯一この試合だけは勝ち越す事が出来ずに敗退です。長野と言い、松本と言い、北信越受難の日。
 2試合目は盛岡が静岡を虐殺。盛岡が強いのか、静岡が強いのか、それとも静岡にやる気が無いのか・・・。
グループD
 佐川中1-2北海道
 町 田1-1矢 崎
    6PK5
     点 得 失 得失
1町 田 8 9 1 +8
2矢 崎 7 9 3 +6
3北海道 3 2 4 -2
4佐川中 0 3 15 -12
 まず、北海道勢久々の地域リーグ勝利おめでとうございます。
 突破がかかる2試合目は町田が
 
|\_/ ̄ ̄\_/|
\_|  ▼ ▼ |_/
   \  皿 /
  (⌒`::::  ⌒ヽ
   ヽ:::: ~~⌒γ⌒)  こうも毎日だと疲れるな。
    ヽー―’^ー-‘
     〉    │

 マモノの手を借りて同点に追いつき、PKで勝利。静岡FCの不甲斐なさに比べて、矢崎バレンテの健闘が光りましたね。
 辛くも町田が勝ち抜けです。
 
 
 この結果、決勝ラウンドは
A-ホンダロックSC(全社2位/宮崎)
B-Vファーレン長崎(九州2位/長崎)
C-レノファ山口(中国1位/山口)
D-町田ゼルビア(関東1位/東京)
 の4チームによる、総当たり戦によって争われる事になりました。場所は石垣島(遠っ)、日程は来週金曜日から3日間。
 JFL昇格を手にするのは何処だ?
 
 中には来シーズン、経営規模を縮小する所も出てくるかもしれません。それは、所謂「物好き」チームを応援する人たちにとって、耐え難い事となるでしょう。
 
 余談。
 今回は16チーム参加しましたが、予選ラウンドで涙を飲んだのは当たり前ですが12チームです。決勝ラウンドとその後の入れ替え戦で、さらに1乃至2チームが目標を達成出来ずに終了する可能性もあります。
 これらのチームは、また来年も地域リーグを戦い、過酷な地域決勝を目指さなければなりません。
 J2よりも、そしてJFLよりも注目度の低い地域リーグにおいて、企業チームは兎も角、クラブチーム、それもJを目指してセミプロ化しつつあるチームは、財政的に大丈夫なのでしょうか?
 それなりのリスクをもって、「J昇格」を掲げているのは重々承知の上でしょうし、スポンサー次第であっけなく儚んでしまう事があるのも、地域リーグ以下のチームにとって宿命と言えるのかもしれません。
 「Jにあがれば大丈夫」的な発想で昇格を目指してくる所もあって、それが批判される事もありますが、無理にでも昇格を目指している理由の一つに「JFL以下は儲からない」というのがあるかと思います。ある程度の強さを維持しながら、入場料収入が期待出来ないカテゴリから真面目にやろうと思ったら、長くは続けられないのは自明です。それこそ「物好き」なスポンサーでもついてくれない事には。
 Jリーグが、「百年構想」の中でうたう「全都道府県に1チーム以上」を実現するつもりがあるのならば、そういったJFL以下、地域リーグで収入もなくあえいでいるチームには資金面での優遇や、下手なプロ選手より給料を貰っている「アマチュア」が同列に存在する歪な構造の是正があっても良いのでは無いかと、最近は思っています。

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