札幌１－１柏
札幌１－２水戸
甲府４－１札幌
ポゼッションを高めて相手を崩そう、という志向の札幌ですが、ここ３試合の得点はいずれも上里の得意とするミドル～ロングレンジのシュート、それも相手選手からのプレッシャーがほぼない、FKに近い形での得点のみです。崩せてないじゃん・・・・・・
そして、失点の半分が、いわゆるセットプレーからのもの。
さらに言うならば、セットプレーの失点時も、高原は半分以上のケースでファーストシュートを弾いています。
野球流に自責点という表現をするならば、高原の自責点はゼロでいいと思ってます。
攻撃にしても守備にしても、たくさん問題点はあるのだろうけど、素人がみていても、二つ三つは簡単に問題点・ウイークポイントが挙げられてしまう。
それが、札幌の現状でしょう。残念ながら。
今日の甲府戦、解説の羽中田さんの言葉が痛いこと痛いこと。
札幌の選手は、足元足元のプレーばかりで、前に飛び出す動きが少ない。
札幌の選手は、ボールを受けてからパスの出しどころを探すことが多く、攻撃が遅い。
札幌の選手は、セットプレーのときの、守備の約束事ができていないか、そういうトレーニングをしていないのではないか。
いちいち尤もなもんだから、反論しようもありません。
これだけたくさんあるウイークポイントに手をつけず、いいところを伸ばそうという練習しかしていない札幌ならば、さぞかし対戦相手は楽でしょうね。過去の札幌の試合映像を数試合でも斜め見して、
あ、ここが弱いからちょっと突いてやれ。
コーナーキック取れたらボーナスチャンスだぞ。
ちょっとプレッシャーかけたら、簡単に後ろ下がるしミスするよ札幌は。
対策立てやすいことこの上なし。
札幌の試合は、ある意味ボーナスステージとも言えるかも知れませんね。
今年の札幌は、ある程度の補強をして、かつ監督も２年目で、一応「J1昇格」を目標としているチームのはずです。昇格を目標とするならば、何よりも大事なのは、試合で勝ち点３を得ること。そのために優先されるべきは、育成ではなくウイークポイントの改善じゃないんでしょうか。
改善の手法はいろいろあるでしょう。選手の入れ替えや補強、監督交代、戦術の見直し、精神修行ｗ・・・・・・
ワタシ個人は、どの手法でもいいと思います。札幌の成績が良くなるならば。
新潟や名古屋に頭下げて、ダイゴやダニィを戻したっていいと思います。
とにかく、現有戦力のみで、今のやり方に固執する限り、今シーズンの札幌に明るい未来はない。
これだけは、間違ってないんじゃないかな。
そう思います。