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2010.11.28

今年もこんな季節・・・


毎年11月30日までに、選手に通告することになっている、「来期の契約を更新しない選手」。
いわゆる戦力外通告です。
ことしは、11月中旬ごろから、本人のブログやらマスゴミ報道やらで、相当数の戦力外通告が漏れていましたが、本日正式にHFCから発表がありました。
去年・今年の札幌のふがいなさには、言いたいことの一つや二つや三つやたくさんある(笑)のですが、それはさておき、今回戦力外通告が正式に発表された選手について、個人的に思うところをつらつらと。


*吉弘・・・首の大けがを克服し、出場機会を求めて札幌にやってきた吉弘。ハイボールの処理がどうも危なっかしかったり、一対一でさくっとかわされてアフター気味のファールで相手選手を止めざるを得ないシーンが目についたりと、欠点も少なくなかったですが、手薄なCB陣にあって、特に今季は奮闘してくれた選手だったと思います。年齢も25歳とまだまだ数年はやれると思うので、次のチームが決まってくれることを願っています。
*藤山・・・FC東京一筋18年のベテランが、札幌に来てくれるとわかった時の嬉しさったらなかったです。そして、体格が小さいことのハンディを感じさせられてしまうシーンが、全く無かったとはいわないけれど、それを補って余りある、経験と読みに裏打ちされた賢いプレーで、何度も何度も今季の札幌の窮地を救ってくれました。正直、藤さんが1年で切られることは、納得がいっていません。いくら緊縮財政とは言ったって、そこは残すべきポイントじゃなかったのか?藤さんを切って、藤さんの穴を埋めて余りある、藤さん以上に安い選手なんて、ほんとにいるのかね?と、思います・・・・・・現役を続けるにしても、年齢を鑑みて引退の選択をするにしても、藤さんの納得がいく結論を導いてほしいです。一年間、本当にありがとうございました。藤さん。
*箕輪・・・札幌でプレーできた期間は実質3カ月程度、その後の大半の年月を治療とリハビリに充てざるを得なかった箕さん。まずはお疲れ様でした。ただ、札幌の財力では、箕さんの、「現役選手として復帰したい」という思いを支えるには、この2年強が限界だったのです。正直なところ、これ以上びた一文たりとも、箕さんにかけられる強化費は、札幌には残ってないと思います。申し訳ないですが・・・。契約満了を伝えられたあと、HFCと箕さんの間には、何某かあまり気分の良くない文章がかわされたように、ご自身のブログで書いておられましたね。箕さんの辛い気持ちはわかります。ですが、札幌の財政事情が、箕さんの思いや夢を支えることを許さない状況にまで追い詰められていること、それもできれば汲み取って欲しかった・・・
*砂川・・・気がつけば、チームで一番の古株になってたスナマコ。90分は体力持たなくて、オサレなプレーがともすれば軽いプレーになってしまったりもして、批判の的になることも少なくはなかった選手ですが、藤さん同様に、今回の戦力外がとっても残念な選手の一人です。これまでに、J1も含め毎年のように他チームからオファーがありながら、札幌に在籍し続けてくれたスナマコ。札幌に居続けてくれた理由が、到底「金」だけとは思っていません。あまり自分から積極的にアピールすることはなかったけれど、札幌の何かに魅力を感じて、「札幌のスナマコ」であり続けたい、そう思ってくれていたからこそでしょう。スナマコの戦力外に関しては、出場時間や試合の中での貢献度という意味では十分なんですが、奈何せん「今の札幌にとってはお値段が高い」ということに尽きるのでしょうから、本当に残念です。まずは、この8年間、札幌に居続けてくれてありがとうスナマコ。お値段次第、ということにはなるのでしょうが、まだあと1-2年は現役でやれるでしょう。スナマコのオサレプレーを来期も見られることを、楽しみにしていようと思います。
*ハンジェ・・・在籍一年、その大半を怪我で棒にふっちゃった感があります。また、出場した2試合のパフォーマンスも、期待が大きかっただけに個人的にはあまり満足できるものではなかった印象しかありません。残念だけど、今回の契約満了は妥当な判断かな・・・来期以降、現役を続けるのなら、札幌が下した契約満了の判断を悔しいと思わせるパフォーマンスを見せてくれればと思います。
*堀田・・・あと1年ぐらい様子みるかな?と思っていたのですが、3シーズン在籍してサテライトも含め数試合の出場しかなく、今季のようなDF陣が手薄な状況でもベンチにも入れないような、負傷の多い状況では、やはり厳しかったでしょうか。ただ、レギュラーで試合に出てた選手も含めDF陣の戦力外報道が多かったので、ほっちゃんまで!?という思いは、正直あります。
こんなにDF陣総とっかえして、ほんと来期大丈夫なんかねぇ???
まだ若いので、怪我の状況次第でしょうが、トライアウトに挑戦して、次の道を開いてくれることを期待します。頑張れほっちゃん!

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Comment & Trackback

今年の戦力外選手は、妙にCBが多い気がします。
来期入団する室蘭大谷の若手に期待してるのかな?
というか、個人的には、草津を戦力外になった元札幌の柴田を再度獲得して、鍛えたらどうだろうか?
あと、箕輪に関しては、ある意味、犠牲者だと思うので、可哀想な気がします。練習や公式戦での怪我ではなく、たった2年(しかも、トップチームは、2008年のみ参加)で終わってしまった「北海道チャンピオンズスーパーリーグ」だかの試合中に怪我をしたはずです。
前日の千葉戦で開始14分で一発退場し、出場時間が短かったせいか、翌日のこの試合に出て、怪我をしてしまったわけです。
個人的には、たった2年で終わらせてしまうなら、最初からやらなきゃ良かったのに・・・って思います。
そうすれば、箕輪の怪我も無かったのに・・・

どもですー。
箕輪さんに関しては、スーパーなんちゃらリーグでの怪我でしたね・・・確かほくでんのグラウンドだったような気が。
ただ、これまでも試合中・練習中の怪我で長期離脱した選手は複数いましたが、丸々2シーズン以上の期間を「在籍しながらリハビリのみに費やした」選手という前例がなかったですよね。これが、一度でも全体練習に復帰できていたとか、試合に出られる可能性が客観的にみて少しでもあると判断できる状態であったならともかく・・・
なおかつ悲しいことに札幌は貧乏&保有選手数も少ないわけで、限られた強化費をそこに費やしていいわけ??と疑問に感じてもいました。
冷酷と思われるかもしれませんが、ミノさんに関しては、あと1年早く決断しても良かったのではないか?と、思っています。
で、スーパーなんちゃらリーグ(&ナイターリーグ)は、公式戦の翌日に、サブ&ベンチ外メンバーも90分フルタイムの試合をさせて、ある程度一定のコンディション均等化を図りたいという考えを持っていた、三浦前監督の意向に沿う形でできたもの、という認識で、個人的には思ってます。で、実際2年間やってはみたけれど、札幌とその他チームの力量の差が明らかに大きすぎて、10対11で試合をしても全然(札幌の)相手にならず、そのうち石崎さんが監督になって練習試合の必要性が減ったことで自然消滅したのでは・・・残念なことではありますけれども。
練習相手確保のため(笑)にも、ノルブリッツか札大GPが、早くJFLに上がれるほどの力をつけて欲しいんですが・・・
あと、こんだけCBの選手切った分、ちゃんと補充できるんでしょうかねぇ・・・体を張るプレーが多く、だからこそ怪我とか警告の累積などで出場できなくなる機会が多いポジションだと思うので、今季のようなギリギリの人数だときついんじゃないのかな?と思うんですが・・・いくら緊縮財政とはいえ、あと一人二人CBできる選手がいないと辛いのでは???

藤さんの件ですが、財政難で切ったと言うより家族の意向により北海道にいれなくなったという噂が・・・
藤さん寮住まいの単身赴任だったんで元々長い期間札幌には在籍できなかったのかも
凄く残念な気が

あ、藤さんはそっちの理由もあり得たのか・・・
だとすると、それでも残念な気持ちに変わりはないのだけど、いたしかたない部分もあったのかな・・・と思います。
ウチのフロントが金と年齢だけでデジタルに考えてるわけじゃない、ってことにもなるので、ちょっと救われるかな。

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