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2011.04.19

プレミアリーグイースト 第2節


先週開幕した高円宮杯サッカーリーグ2011 プレミアリーグ イースト。震災の影響で青森山田高校と福島の尚志高校が試合を消化していないため、変則的ではありますが2節を終えてコンサドーレ札幌U-18は暫定首位という事になっています。
開幕のヴェルディ戦はJFAテクニカルライブ配信、2戦目の流通経済大付属柏高校戦は東雁来の札幌アミューズメントパークで行われたので、それぞれ観戦することができました。

2試合終えての感想ですが、今年のユースは上手い。そしてチームとしての連携が良いと感じます。エルゴラあたりでイースト優勝候補のひとつに挙げられたらしいですが、2試合観て納得したくらいです。
テクニックが高いのは、各世代別代表経験のある選手ばかりという事でも裏付けられますし、連携面が良いのはその上手い選手達が1年の頃から(下手したら中3から)やってきているからでもあり、当然と言えるのかもしれません。

余談になりますが、去年のレギュラーメンバーと言えるのは、3年生がMFの菅原くん、GKの松原くんしかおらず、(三上くんは怪我やトップ帯同で不在が多く、葛西くん、西田くんら他の3年生はサブが多かった)、1、2年生が中心でした。

さて、2戦目の流経柏戦を東雁来に観に行った時の感想を少し。
もともと川が近くて風の強い東雁来ではあるけど、この日は特別強く、人工芝のピッチに置いたボールが風で転がるほどでした。
その影響もあってか、風上の開始早々から札幌ユースが押し込みます。シュートを雨あられと撃ちまくるわけではありませんが、中盤を支配し、圧倒的な札幌ペースが続き、23分には前くんのミドルシュートをGKが弾いたところを近藤くんが落ち着いて流しこみ先制。
その後も攻め込みますが追加点は奪えずという展開でした。4バックの両サイド、小山内くんと前くんは、常に攻撃に顔を出しており、先制はその攻撃が実った形と言えるでしょう。両サイドバックが高い位置を取れるのは、中盤が強い事が条件になりますが、前半の札幌ユースはまさにそれで、中央に入った堀米くんと深井くんが攻守に活躍し、両サイドの中原くんと神田くんもポジションを変えながらボールをつないでSBとの連携で相手守備を翻弄していました。圧巻だったのは左サイドハーフの神田くんで、彼がボールを持つと取られる気がしないくらいの高い個人技を見せてくれました。ドリブル、パス、そしてシュートに持っていくシーンもあり、彼のプレイを見れただけでも東雁来で寒い思いをした価値があると思えるほどです。
ゴールを決めた近藤くんも、序盤はボールが足につかない場面が目立ちましたが、ゴールの際の落ち着きは見事で、下田くんと二人で、前線でくさびと裏に抜けるプレイを繰り返し、時には中盤まで下がってボールを奪うなど、高い位置での起点になるプレイが多くみられました。

後半は、風下ということもあってか、やや押し込まれるようになります。
早々に神田くんのスルーパスから近藤くんが2点目を決めますが、中盤でのパスをカットされるシーンが目立つようになり、60分過ぎにはDFラインでボールを繋がれて、最後は浮き球のパスをボレーで蹴りこまれ、1点差となってしまいます。
その後も何度か相手にチャンスを与えてしまい、あわや同点というシーンもありましたが、奈良くんとキャプテンの永田くんが防ぎきりました。それにしても、1節のヴェルディ戦もそうでしたが、後半になると押し込まれるのが2回つづくとちょっと気になります。攻め疲れなんでしょうか?
終盤には、中原くんに変わって荒野くん、近藤くんに変わって鈴木くん、深井くんに変わって中川くんが投入されます。その交代出場した鈴木くん、中川くんがロスタイムに一仕事。投入されてすぐに、堀米くんからの浮き球のパスを相手と竸ってマイボールにした(ように見えたんですが、公式を見るとグラウンダーのパスになってる。記憶違いかも。)中川くんが左サイドを裏に抜け、低いクロスに飛び込んだ鈴木くんが試合を決める3点目を決めてくれました。

強豪、流経柏を相手に、終わってみれば快勝のこの試合。900人以上の観客の目を存分に楽しませてくれたことと思います。特に大きな怪我人もなく(接触で手の小指をテーピングした小山内くんはちょっと心配ですが)、警告も貰わずと、イイ結果に終わりました。
しかし、この天気で900人ですから、次の試合はどれだけ人が集まるのやら。開始10分前についたときにはひな壇は既に満席で、ゴール裏から見ることになってしまったので、次はもう少し早く行こうと誓いました。

公式記録(PDF) 第1節 第2節

次節は4/30に藤枝で静岡学園とのゲーム。伝統の名門校相手に、勝ち点を積み上げる事ができるか、U-18代表に招集されている榊くんも戻ってきて、非常に楽しみな所です。

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