札幌　０－１　仙台
４万人プロジェクトやらゴール裏の画用紙パフォーマンスやら、いろいろ盛り上がってもらいたい要因は多々あったのですけども、肝心の試合結果がアレでは、ねぇ（＾＾；；）。
仙台・万代選手のゴールそのものは素晴らしかった。でも、お膳立てをしてしまったのはウチの選手のミス。スポーツにタラレバは禁忌だというけれど、あのミスがなければ、スコアレスドローだったんじゃないのかなぁと、個人的には思っています。

試合全体のパフォーマンスは、仙台の方がちょっとずつ上だったんだけども、攻撃時の「あと一手」のところで雑さが出てしまうところは、７月の仙台とあまり変わっていない印象だったなぁ、というのが、個人的な感想です。
振り返って札幌は、今までだったらミスしなかったところでミスが目立っていたり、あと一歩・あと１ｍ足が出なかったり、というところで足踏みしてるのかなぁと。あと、ボールを（外に）出さないようにしよう・繋げていこうという気持ちが強すぎて、第二クールぐらいまでは safety にプレーできていたエリアで無理しちゃって嫌な形でボールをとられる、そんな風にも見えました。ただ、昨日の試合に関しては仙台に大きく崩されたという印象もない、というのも正直なところです。
三浦監督は、試合後コメントで「それほど悪い試合ではなかった」というような内容のコメントを出しています。頭に血が上った昨日は何言ってんだ！？と思ってました（＾＾；；）が、24時間以上経った今では、そういう見方もアリだわなぁと思っています。
ミスが増えたり、足が後一歩出なかったりという要因の一つに、「昇格」「優勝」なんて未体験ゾーンが、ちょっと頑張れば手に出来るところにいてしまえる、現在の順位や状況があるでしょう。だって、過去５年ぐらいのことを振り返ってみてみましょうよ。
ぶっちぎり最下位でＪ２降格して、1年で再昇格なんてアドバルーン上げたはいいけれど監督が1年に3人も変わって、そして育成＆そこそこの結果を期待して始まった年にＪ２最下位orz、翌年昇格争いにちょっと加わっては見たけれど結果的には中位止まり、昇格目指すと言った年だって第４クール頭ぐらいには実質的には脱落しちゃってた・・・・・・（＾＾；；）
そんなんばっかしか経験してない人達が、たった1年経っただけで首位だ優勝だ昇格だ、なんて言われちゃう順位にいるんだもの。浮き足立つのも無理ないわ・・・・・・
・・・・・・って、許せちゃうほど自分は優しくないもんですから、負ければ腹立つし、とっとと７連勝でも８連勝でもして決めるとこ決めちまえ！ぐらいには思ってたりするんですけど（＾＾；；）。でも、今のスタイルを決して否定はしませんし、応援も続けます。
守備に重きを置く三浦スタイルは、ぱっと見の派手さはないし、選手の顔ぶれを見たってコレだ！といえるような華を持つ選手もなく。今年の札幌は、全員が勤勉に90分、考えて走り続けることができて、初めて成功が得られる、地味ーなスタイルです。娯楽として考えた時におもしろいサッカースタイルか？と問われると、恐らく違うのでしょう（そういう意味では、Ｊ１上位にいるガンバや横浜ＦＭ・清水・いい感じで試合が出来てる千葉などが、恐らく面白いサッカースタイルではないかと）。ただ、攻撃が面白いだけでは、結果は出せません。どんな試合だって90分間一方的に同じチームが攻め続けるなんて、まずないでしょう。守備をきっちりやるべき時間帯があるはずです。そこで守備が出来なくて失点を重ねていたら、いくら得点力のあるチームだって、勝利という結果を高い確率で残すことは出来ない。
そう考えたからこそ、今年は守備から入るスタイルのサッカーをやってるのだと思います。
ワタシは今の札幌が好きです。そして、やるべき時にやるべきことをサボらない勤勉な、今のサッカースタイルも好きです。
ま、選択肢は二つ。
応援し続けるか気持ちが揺れて目を背けるか。
どちらを選ぶも個人の自由。
でも。
ワタシは、応援し続ける方を選びます。