天皇杯の、中盤とか後ろでボールとってロングボールで大きく展開して速攻――――――っていう、札幌が魅せてくれたサッカー。
確かにわくわくしたし、見ていて面白かったし、応援してて楽しかった。
あの試合展開。
ぱっと見は、調子がいいときのジェフ千葉っぽいなーと思ってました。
戦術っぽい言葉で表現するならば、カウンターサッカーって感じかな。

振り返って、結果が出せなかったリーグ戦の札幌のサッカーは、どうだったでしょう。
細かいパスと技術を多用し、テクニックとボールポゼッションで相手を圧倒しようとしてたけど、時々しかそれはできなかった。
時々それが出来た時は、見ていてすんごくわくわくするシーンが作り上げられたけど、残念ながらそうじゃない時の方がずっとずっと多かった。
で、勝利という結果を得たときも、いつもいつもアクションサッカーが完遂できたって訳じゃなくて、選手の個人技で得た得点・勝ち点だったりってことが、結構な試合数あったんじゃないでしょうか。
アクションサッカーで圧倒したという記憶が残ってるのは、これぐらいかなぁ。
すんませんねぇ、鳥頭なもんで（＾＾；；）。
ヤンツーさんがやりたかったサッカースタイルは、実は、札幌では３年かけても確固たる形にならなかった、
前・中盤・後ろ、テクニック、ボールポゼッション、その全てにおいて、対戦相手を圧倒する、カウンターサッカーとは対極にある“横綱”サッカー
だったんじゃないのかなぁ？なんて、思ってみたりするわけです。
J2でそれが達成できたなら、J1に上がってもそうそう苦労はしないでしょうし（＾＾）。
リーグ戦とは、かなり違う（ように見えた）天皇杯のスタイルは、本当にヤンツーさんが目指していた「アクションサッカー」なんでしょうか？
私は、違うと思うのです。
・・・・・・でも、こういう風に感じてるの、ワタシだけかなぁ？っていう小心な部分もあって、なかなか書けなかったけど、そーじゃなかったー！！！＼(＾＾)／
だからといって、そのスタイルを不快に思ったわけではありません。
監督が追求したのとは違うスタイルだったかも知れないけど、勝ち試合、選手が生き生きとサッカーする試合を見れて、私は嬉しかった。
スタイルをちょっと変えれば、上位チーム相手にだって堂々たる試合が出来る、そんなチームに、ヤンツーさんは札幌を育ててくれた・・・・・・３年前の札幌じゃああり得なかったことです。
育ててくれたこと、それはほんと素直に感謝しています。
だからこそ、３年目のシーズンは、自分の理想とするスタイルを追及するばかりじゃなくて、お好みではなかったかもしれないカウンターを多用してでも、結果を出して欲しかった。勝ち試合をたくさん見せて欲しかった。結果を出してもらって、こんな札幌を再昇格させてくれて、本当にありがとう、って言いたかった。
それを言わせてくれなかった部分において、ワタシはヤンツーマンセーにはなれないのです。
これが、ヤンツーさんへの、ワタシ個人の本音。
で、今期はどうか？っていうと。
内容が良くて、勝利がついてきて、だったらもちろん最高です。
内容が自分好みじゃなくて、でも勝てた、そういう時の嬉しさは、その時の内容の程度や他の付随事項（審判さんとかお天気とか、自分自身のコンディション）に依存して、変化すると思います。
内容が好みで、でも惜敗、だったら、次がんばれって、多分言える。
内容が自分好みじゃなくて、結果も出せなくて、じゃあ、例えそれが監督の追い求める理想の形だったとしても、私は是とはできません。でも、それは、１回の試合だけで是非を判断できるものじゃあない。
私は、負けるよりは勝つのを見たいです。
スタイルだとかフォーメーションだとか、誰がどこのポジションで出るだとか、そういうのは、もちろんある程度は見たいと思うけれど、あくまでも副次的事項であって。
確かに、西京極の試合はほんと酷かった。
でも、あれがトシヤスタイルにおける、ベストなのか底なのか、あるいは真ん中ぐらいなのか。
そんなのは、少なくともあといくつか試合を見てみないと。
少なくとも、ワタシはたった一試合で判断できるほど、トシヤスタイルについても、サッカーについても知りません。
だから、自分の中で、トシヤスタイルの是非が判断できる、その時まで、今までと同じように応援するし、札幌の試合を見続けるつもりです。
判断ができて、それが残念ながらトシヤスタイルを「すべて否」というものなら、試合を見に行かないとか、ホームG裏に行くのをやめるとか、ファンクラブやめるとか、その程度のことはするかもしれませんが（＾＾；）。
少し落ち着いてきたとはいえ、まだまだ開幕戦ショックから立ち直れない方々も相当数いるように、お見受けします。ま、ワタシにしたって、翌日の鯱見物がなけりゃあ、もっとグレてただろうしなぁ（＾＾）。
これで、明後日のホーム開幕戦がもし芳しくない結果に終わったら、先週末以上のネガティブキャンペーンが展開されること、ほぼ確定でしょう。
でも、個人的には、あまりそういうの、好きじゃないなぁ。
もしそういう思いを、今この時期に公開するのなら。
１シーズン通して、何があってもトシヤスタイルを否定し続ける、覚悟が欲しいですね。
結果を出しても出さなくても、シーズン終了時には解任署名を集める（笑）とか、そのぐらいの強い意志が欲しいと思います。
ダメなときははけ口にして叩いて、ちょっと上向いてきたら尻馬に乗って喜んで、じゃあ、正しいキャンプレポートができないマスゴミさんと、同じレベルだとしか、ワタシには思えないもの。