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2007.08.15

今度は石屋が騒動かぁ


・・・・・・各紙とも、連日華々しく取り上げておりますな。予想されたことではありますけれども。
コンサドーレ札幌にとっても、胸スポンサー企業の話ですし、胸の広告も問題となった商品そのもの(^^;;)なわけで、全く影響を受けずに済むとは思えないのですが、ここはまぁ一つ落ち着いてみるとしますか♪


ホタテの乏しい脳味噌と断片的な情報・知識のみで考える(←ココ重要。笑)に、問題点は、いくつかに分類されるべきと考えます。
まず、
・食品を扱う企業、北海道の土産モノ産業の雄であった、石屋製菓そのもののみに関係する問題
・石屋製菓がスポンサーを勤めている、コンサドーレ札幌に波及する問題
ここが、難しいかもしれないけれど、ある程度明確に線引きをして検討されるべきと思うのです。石屋製菓、そして石水前社長は、コンサドーレ札幌にとっては最上位の支援者・支援企業ではありますが、石屋製菓=コンサドーレ札幌、では、断じてないのですから。
石屋のみに関わる問題にしても、直接の健康被害を及ぼす可能性がより高かったと思われる「商品から細菌が検出された」件と、実際には健康被害を出す可能性が著しく低いことが予想される「企業が自主的に定めている賞味期限を意図的に書き換えた」件。これらは、それぞれ別個の案件ですから、別々に議論されるべき問題でしょう。現在のところ、「白い恋人」の賞味期限書き換えの方ばかり、偽造・捏造とマスゴミさんたちは騒ぎ立てておりますが、個人的には、直接の健康被害を及ぼすリスクがより高かった、商品からの大腸菌検出とそれを黙殺した件の方が、より重要視されるべきではないかと思っております。
ま、大腸菌なんてモノは、人間誰しもが腸内で飼ってる常在菌類で、全部が病原性を持つわけじゃないってことも、わきまえておくべき事柄ではありますけれども(^^;;)。
また、食品を扱う企業としての倫理に関わる問題も、論点としては別にされるべきです。たとえ、上述の2点が、衛生管理の実情的には問題ないという結論が出たにしても、消費者の信頼を裏切る行為をやってしまった事実は消えないわけで、関わったとされる上級管理職の方々については何らかの然るべき処分が下されるべきでしょう。
やっちゃいけない、と一般的に考えられることをやっちゃったのがばれちゃったわけですから、強烈な向かい風が吹くのはしょうがない。真摯に受け止め、粛々と対策を打っていただきたい。それだけです。
ワタシ個人は、チームは応援するけれども、スポンサーごとひっくるめて支援する優良サポーターではありません(^^;;)。今までも、取り立ててスポンサー様の商品を無条件に選んで買うようなことはしていません。ですから、今回の騒動で、石屋製菓に対する信頼はごく一般の消費者と同様に低下していますし、今後しばらくの間は、石屋製菓の商品は買わないと思います。というか、しばらくは商品が撤去されてるでしょうから、チョコファクまでわざわざ行かないと買えないだろうし(^^;;)。
また、甲府の胸スポだったはくばくの工場で火事を出してしまった時に、サポーターがこぞってはくばく製品を買って支援した、という美談がありますが、その時は工場が火事になっただけで他施設への類焼もなく、製品そのものの品質に対する信頼が低下したわけでもないという点で、今回の石屋騒動とは異なる、というところも頭においとくべきでしょう。
いろいろな考え方があって然るべきで、唯一無二の正解なんてものはありませんけれども、コンサドーレ札幌への、今までの多大なる支援については感謝しているけれども、今回の一件とこれとは別。ワタシはそういうスタンスです。
では、コンサドーレ札幌に、この案件に関連して、今現在何か直接的な影響が出ているでしょうか?
チームはいつもと同じように宮の沢で練習をし、試合に備えています。明日は予定通り室蘭入江でのホームゲームが開催されます。室蘭への移動にしたって、いつも通りJR北海道バス様提供のバスか何かで集団で移動することになるでしょう。ま、いつもミーティングで使っていたチョコファク内の部屋が使えなくなった、程度の話は聞こえていますが、それ以外に、現場の選手・監督が頭を抱えるような大事は、起きているでしょうか?
・・・・・・正直何も思い当たりません。
一部のゴシップスポーツ紙で、ネタ作りのためとしか思えない貧弱な文章を載せて、来期の札幌は危ないなんてネガティブキャンペーン張ってるだけです。
そりゃあ全く影響がありませんなどと虚勢を張るつもりもないのですけど、今現在報道で煽られているのは、あくまでもほとんどが過程や推測の域を出ない話ばかりです。
石水社長辞任後、新たに社長に就任する予定の方が、記者会見で「(コンサドーレ札幌に対する)支援については白紙」と答えたそうですが、現時点で、今後企業経営のトップになる人間の公的な反応としては至極当然ではないでしょうか。
石屋製菓の本業についてですら、現在の経営状態・今回の事件で会社が受けるダメージ・来週早々にも下されるであろう行政処分の内容、その他もろもろの「経営」に関わる重要な事柄を完全に把握できていないであろう人間が、前社長の半ば個人的趣味で援助・投資していた事柄についてまで、安易なコメントはできないのが普通でしょう。
ましてや、今現在札幌というチームが消滅することが確定したわけでもあるまいし。
だったら、札幌の応援を今までどおり、ワタシは続けるだけです。スタジアムではレプリカも着ます。
全てが今までどおり。それで十分です。
で、来期以降、石屋の商売が本格的に傾いて胸スポを継続できない可能性も想定して、今から来期の胸スポを引き受けて下さる企業様の物色を、フロント様におかれましては行っていただけるとよろしいんじゃないでしょうか
石屋製菓にはチーム創設当初から、並べ上げると切りがないぐらいお世話になっていますし、恩義も感じています。しかし、会社としてやっちゃいけないことをやっていたことが、それもチーム創設当時頃というかなり古い頃から企業のトップが認識をした上で、やっちゃいけないことをやりつづけていた、その事実だけで、石屋製菓の企業イメージ・ブランドイメージが完全に崩壊したという、重い事実も受けとめなければなりません。今期はともかく、来期以降も「白い恋人」を胸に着けて戦うことは、現実問題として困難だと思いますし、コンサドーレ札幌のチームイメージにとってもマイナスでしょう。
フロントの皆様におかれましては、情のみに流されることなく、常に最悪の事態を想定して、冷静に次の手・次の次の手をどんどん打ってもらいたいです(←実はココが一番心配だったりしてorz)。

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