« | »

2007.10.07

危惧が現実に・・・


札幌 1(9PK10)1 TDKSC
2ヶ月ほど前、ぷらっと練習試合を見に行った時の感想を、こんな感じで戯言しました。
その時感じていた危惧というか不安というか、そんなものが現実になってしまったなぁ・・・・・・
今日の厚別は、そんな試合だったように思います。


今期は、ナイターリーグなんてものをやってくれているおかげで、平日の練習そのものは見に行けないけれど、サテメンバーの試合を見れる機会が少し増えて。
通常のサテライトリーグ3試合+ナイターリーグ3試合ほど+7月下旬の練習試合+お盆のイタカレデビュー戦と、結構な試合数見に行ってました。ま、サテライトリーグ以外は10対11のハンデ戦なので、11人でやるのとはちょっと違って見えてしまうのかなぁと思いながら見てましたけれども。
で、見た試合の大半で感じたのが、
開幕からスタメン・スタベンに(時々あるいはたまにでも)入ってくる選手以外に、トップの試合で見てみたいと思える選手が出てこない。
ってことでした。
今日試合に出た選手のうち、スナマコ・大塚・ケンゴ・カウエ・優也は、多くの試合でベンチ入りしてます。おかもっちゃん・上里+留学中のダイゴと岩沼くんは、数は少ないけどベンチ入りしてるし、サテ試合で見ても、トップで見てみたい(あるいは機会があればトップで見てみてもよい)と思えたことがあった選手。
問題は、それ以外の選手達・・・・・・春からほぼ月1回ペースで練習試合を見ているけれど、いつまでたってもどうもしっくりこない、何をやりたいのかわからない感じがして。
札幌の場合は練習相手探しに大変困るのは周知の事実で、どう頑張っても、道内の大学生や(JFLより1カテゴリ下の)北海道リーグのチームとの試合にならざるを得ません。当然、対戦相手チームの選手個々人のレベルが、J2・JFLチームより劣るのは仕方のないことです。
そういう環境で、プロが試合をするわけですから、一つ一つの基礎技術やプレーはウチの選手達が圧倒できるだろうと思うのですけど、実際やってみると・・・・・
そのパスはダメだろ?
そんな雑なトラップじゃあ・・・・・・
そこでポジションかぶってどうすんの?
えぇ~!?ワントラップでさっくり抜かれるの??

っていうような、何か新しい技術や戦術にチャレンジして失敗するんじゃなくただのケアレスミスにしかみえないシーンが、毎回のように嫌というほど目に付いてしまう
で、それが時が流れ練習や試合を重ねても、なかなか修正される雰囲気が見えない。
相手のレベルが低いから、ミスしても大きなほころびにはつながらないし、10対11でも勝利という結果は(大半の場合)得られるので、ひょっとして。
「これでいい」「自分達はできる」そんな風に思ってしまっているんじゃないのか?
素人目ですがそう勘ぐりたくなってしまうほどでした。
今日はサテメンが、ちょうど良い強さの相手と11対11でちゃんとした試合が出来る舞台。
そこで、素人の危惧を払拭してくれるといいなぁ・・・・・・

そう思って、当直明けでちょっと眠い中、試合を見にいったのですけれども、残念な結果になってしまいました。
試合を見に行ったのは自分自身の意思だし、PK一周なんていうオモロイものも見れた(^^;;)ので、金返せとか言うつもりは全くないのですけど、サテメンについての不安が覆されるいい要素が見られなかったことが、さみしくて。
リーグ戦で負けが込んでくるたびに、サテの誰々を出せ、スタベンの誰々を最初から使わない監督が悪いなんて類の話が声高に語られる、ここ1ヶ月ぐらいですが、果たして。
今日の試合を見た4000人強の方々は、どう感じたでしょうか。

Trackback URL

Comment & Trackback

4000人強の一人ですが、イタカレ・カウエを使わないで頭から関・上里を入れとけといいたくなりましたけど。 > 監督が悪いの筋
イタカレはいいところ全くなし、カウエは攻めの利点以上にパスミスや雑なプレイが多すぎでカウンターの起点になること多々、後半ロスタイム最後もどフリーはずしましたもん。
あとは相川や西がいたら、とか……

>ほくなんさん。
選手の個人名を出していただいたので、それぞれの選手についてのごく個人的な見解などを。
この辺は、それぞれのいろいろな好みで、相違があるところだとは思うのですが。
イタカレについては同意ですね。来期は間違いなくいないでしょう。身体能力はあるのでしょうけれど、それを生かすための基礎技術やポジショニングが全くなってない。JFLにも全く通用しない選手が、日本のプロリーグで通用するとは思えません。
カウエについては、怪我明け復帰の初戦にしては、よくやっていたと個人的には感じました。あと、彼はCB・FW以外の6ポジション(4バックの左右・両サイド・2ボランチ)を(もちろん本職と比べれば劣りますけれども)そこそここなすことができ、それぞれのポジションにおいて、三浦サッカーで求められる役割を理解したプレーをしているという点で、cleverで非常に使いやすいユーティリティプレーヤーなんだろうと思います。もちろんトラップがデカイとかミスが多いとかはある(それも、後半体力切れしてくると、その傾向が非常に顕著にみられますね)し、A契約の外国人3人の中では一番見劣りするのは否めないんですが・・・・・・
#もしコレでテクニックも十分ある選手だったら、多分札幌では保有できないレベルの選手でしょう(笑)。
相川。昨日のイタカレなら、相川の方が良かったんじゃないか?と思いたくもなりましたが、ナイターリーグや練習試合を数試合見ていた限りでは、「相川はやっぱり相川」という感じなんです。三浦監督がFWに求めるものは、得点やポストプレー・裏に抜ける動きなど、FW独自の働きプラス「守備(や守備につながるランニング)をちゃんとする」ことなんだろうと、ワタシはみているのですが、相川はそこのところがどうもちょっと物足りない感じが。で、その欠点を凌駕するほど、シュートテクがあるわけでもないし裏に抜ける動きがいいわけでもないし(たまーにおぉ!ってプレーはありますけれども)。8月の湘南戦で、FWの駒が足りなくてベンチ入り・途中出場した試合がありましたが、正直相川のプレーには残念な気持ちになりました。今彼が札幌にいないというのは、そういったことの積み重ねではないのかなぁと、個人的にはある程度納得しています。
西に関しては、留学ということなので、この時期に出発となったのは監督うんぬんではなく、受け入れ先の都合やらなにやら、その辺の事情もあったのではないかなぁと思っております。
上里。もちろんベンチ入りできる力はあると思うのですが、サイドをやる場合で考えると、多分90分通して走れる持久力がないから、先発にはならないのだろうと思います。あと、怪我前のパフォーマンスを知っているだけに、期待する気持ちの裏返しが、今のパフォーマンスでは満足に感じない理由かも知れません。また、ボランチで出ているナイターリーグや練習試合では、今のところあまり精彩がない印象です。
関については、昨日は正直あまり印象がなく、良し悪しを判断できません(すみません)。ナイターリーグのイメージでは、今年の戦術に求められていることが、イマイチ体で理解できてないのかなぁ?と感じるプレーが多い印象です。迷ってる、っていうのかなぁ・・・
この辺のことは、多分いろいろな考え方があるし、勝利という結果を出したフォーメーションが、その試合における正解なわけで、絶対的に正しい解答なんてありませんよね。好みのサッカースタイルや戦術も人それぞれだし、誰がいいとかどの監督がダメとかって話は、内輪の居酒屋トークで楽しむ分には別に構わないと思います。ワタシも、試合後は夫婦で時には祝い酒、時にはヤケ酒食らいながら、やれ誰某のあのプレーはダメだとか、今日のパフォーマンスじゃ誰某はイラネとか、そんな居酒屋トークをしています(^^;;)。
ただ、それを表に出すことをよしとするかしないか。
ワタシはよしとしません。
その違いではないかなと思っています。

敗因はいろいろあるでしょうが、どうも一番納得がいかないのが、謙伍とすなまこ(あるいは大塚もかな)をスタメンで起用したことですね
切り札は隠し持っているからこそ効果があるのであって、最初から出すなら、それ以上のものを持たなきゃ意味がなく…どう考えても、(贔屓目に見て上里を切り札の1枚と見ても、ほかには)彼ら以上の選手はいませんでしたね。負けてもダメージの少ない練習試合なら、すなまこスタメン→後半はベンチで麦茶、でも全然構わないんですが、公式戦で勝つ気があるならなおさら、使い方をもう少し考えてほしかったです
何より、せっかくのターンオーバー制なのに、この切り札を120分も酷使してしまっては…(ーー;)

>kaz8さん。
ケンゴに関しては、単純にFWの駒が足りなかったためしょうがなかった、というところかなぁと思ってみたり(^^;;)。
スナマコは・・・・・・どこかで交代するつもりだったんでしょうが、そうもいかなくなっちゃった、ってとこかなぁと。
大塚を温存となると、カウエと智樹or上里のダブルボランチってことになるのでしょうが、そうなると怪我明けのカウエの負担が大きくなる、と考えたのかも知れません。
ただ、これもワタシの推測で、トシヤくんがどう考えたか、知るところではありません。
ですが、天皇杯を捨てていたわけではないとも思っていますので、あのメンバーが、トシヤくんが試合前に考えた「勝利を得、なおかつスタメンを温存するための最良の布陣」だった、ということなのでしょう。
もう少し楽な試合展開であれば、スナマコも大塚も、途中で交代させたかったんじゃないかなぁ・・・・・・
ターンオーバー制は、札幌のように保有選手が少ないチームで完璧に実現するのは、なかなか難しいのだろうと、思ってみたりもします。現在の札幌の選手は、背番号は33まであるけれど、12はサポ番・1と33は天皇杯登録に間に合ってないから出れない・7と11と24と27は諸事情で今チームに居ない・・・・・・そうなると、実際に試合に出れる人数は、たった26人。そこから、スタメンの10人(=11人ー天皇杯に出れないヨンデ分1人)を引くと16人しか残らない。スタベンの選手5人まで温存となると、残りは11人。これは純粋な数字のお遊びなので、勝ちたいと考えた時に、人数が足りないんですよねぇ。
・・・・・・監督業って、大変だと思います。

Comment feed

Comment





XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>